モノを捨てられない8つの原因

捨てられない8つの原因 整理収納の知恵

捨てられない8つの原因と向き合って暮らしをスリムにしよう

「部屋がもので溢れているのに、捨てることができない・・・」というお悩みをお持ちの方。安心してください、それはあなたのせいではありません。モノを捨てられないのには、きちんとした理由があります。その原因を理解すれば、対処法も自ずと見えてきます。今回は、モノを捨てられない8つの原因を詳しく解説します。

捨てられない原因8つ

  1. 小さい
  2. 高かった
  3. 壊れていない
  4. 使い切っていない
  5. 人からもらった
  6. 捨てたらバチがあたりそう
  7. 捨て方がわからない
  8. しつけ

小さい

人は、サイズが小さいと捨てるのを後回しにしがちです。大きいモノであれば場所をとるので、邪魔になったときには手放すことを考えざるを得ません。しかし、小さいモノだとどうでしょう。沢山あったところで、手のひらにおさまる程度であれば、「別に捨てなくてもいいや」と思ってしまいますよね。

よくある例が、アクセサリーです。イヤリングやネックレス、指輪等、細々としたアクセサリーが好きな女性は多くいます。いくら場所を取らないとしても、自分が使い切れないほどの数のアクセサリーを所有していたら、一生のうちに1回も使われないアクセサリーがあってもおかしくありません。そのようなことは、アクセサリーとしても本望ではありませんよね。後回しにしがちな小さいモノほど、「本当に自分が使うもの」だけに厳選するようにしましょう。

高かった

手に入れたときに、高いお金を出していたモノであれば、手放すことを躊躇うのは当たり前です。お金を稼ぐのだって簡単ではありません。「高いお金を払った分、元をとらないと損をする」という意識が芽生えるのは自然のことです。

例えば、高級なカップやブランドの財布等があげられます。どうしても捨てたくないのであれば、きちんと自分が納得いくまで使い込むようにしましょう。モノというのは、人に使われるためにこの世にうまれてきました。ただ所有しているだけでは、場所を取るだけの邪魔者になってしまいます。モノとしての使命を全うできるように、使い切ってあげましょう。

それでもやっぱり「自分は使わないな・・・」と感じたならば、それはもうあなたにとって「要らないもの」です。思い切ってゴミ箱に捨ててみましょう。一度「捨てることの痛み」を味わうと、次からは簡単にモノを買えなくなります。あえて痛みを伴いながら捨てる行為をすれば、あなたは「モノを厳選して買うようにしよう」という意識を得られるのです。

壊れていない

壊れていない完全な形のモノだと、「まだ使えそうだ」という考えが働き、捨てられなくなります。例えば、カップとソーサーのセットのうち、カップだけを落として割ってしまったとします。ソーサーは無事でどこも欠けていません。さて、あなたはこのソーサーを捨てることができますか?

この例でいえば、ソーサーはカップという相方を失った時点で存在意義がなくなりました。なぜなら、ソーサーはカップの受け皿としての役割をもってうまれてきているからです。ソーサー単体を見れば確かに壊れていませんが、カップとセットで使うものである以上、もはや完全な形とはいえません。

「それでもまだ何かに使えそうだな・・・」そう思う方は、別の用途で使ってみましょう。新しい使い方が定着すれば、再び存在意義を取り戻すことができます。しかし、「試してみたけどやっぱり自分は使わないな」と感じるようであれば、それはもう「要らないもの」です。思い切って手放してあげましょう。

使い切っていない

消耗品である場合には、「最後まで使い切らないと捨てられない」という考えが生じます。例えば、一風変わった調味料を試しに買ってみたときのことを想像してみてください。よほど自分の口に合えば、ヘビーユースして食卓の常連になっていきますが、大抵は普段から使い慣れている調味料に戻っていきます。すると、中途半端に中身の残った調味料が冷蔵庫に残ります。

もったいないと思うのであれば、賞味期限を迎える前にどんどん使いましょう。それでもなかなか使わないのであれば、それはもう冷蔵庫のスペースをとる邪魔モノに成り果てる運命ですから、早いうちに手放してあげましょう。このように使い切っていないものを思い切って手放していくうちに、「これを買うなら絶対に最後まで使い切るぞ!」という意気込みをもって買える自分になれるはずです。

人からもらった

「せっかくくれたのに捨てたら申し訳ない・・・」そんな心優しい気遣い屋さんほど、人からのいただきものを蓄える傾向にあります。でも、心の底では「本当は要らない」と思っていますよね。結婚式の引き出物や旅行のお土産等がそれにあたります。

では、ちょっと考え方を変えてみましょう。そのモノをくれた相手は、本当にあなたのためを思って買ってくれたのでしょうか?

とある研究によると、人がお土産を買う心情としては、「自分ばかりいい思いをしていて、周りの人に申し訳ないから」といった“自身の罪悪感をなくすため”である場合が多いそうです。つまり、誰かのためではなく、自分自身の気持ちをすっきりさせるために、人にモノをあげていることになります。ですから、あなたはそのモノを受け取った時点で相手に十分満足をしてもらえています。あとは使おうが捨てようがあなたの自由にしていいのです。

かえって、「本当は要らないのにな・・・」と気を遣われ続けている方が、相手にとって嬉しくない状態ですよね。その方との関係値を良好に保つためにも、思い切って手放しましょう。

捨てたらバチがあたりそう

お守りやお人形には、「捨てたらバチがあたる」といった迷信があるため、手放すことを躊躇う方が沢山います。ここでは、おすすめの手放し方をご紹介しますので、参考にしてみてください。

お守りは、お宮さん(神社)にお返ししましょう。お守りの効力は1年間と言われています。初詣のときやどんと焼きなどでお返しするのが通例です。お返しする場所は、お守りを買ったお宮さんでなくても構いません。全国のすべてのお宮さんが繋がっているといわれていますので、お近くのお宮さんでお返しできないか調べてみましょう。それがどうしてもできないのであれば、可燃ごみで捨ててもよいといわれています。念の為に、塩を振って一晩おいてから、可燃ごみの袋に入れることをおすすめします。

お人形は、大量生産された人形か、手彫りの人形かで手放し方を変えます。大量生産されたぬいぐるみなどであれば、機械で量産されたものですから、気にせず可燃ごみに入れて結構です。一方、一体一体職人さんの手によって丁寧に作り上げられた人形であれば、職人さんの想いが込められていますので、お焚き上げに出すことをおすすめします。今では、宅配便でお焚き上げ・供養を対応してくれるサービスもありますので、生活にあった方法でお願いしてみましょう。

捨て方がわからない

傘や粗大ごみ、家電等、「捨て方がわからないからとりあえず残している」という方が一定数いますが、今やネットで調べればなんでもわかる時代です。「捨て方がわからない」の裏側には、「めんどうくさい」「このままでもいいや」といった怠慢が隠れていることもままあります。自分の暮らしを良くしたいという気持ちが少しでもあるのであれば、踏ん張って重い腰をあげ、捨て方をネットで検索することから始めてみましょう。

いざ捨てるとなると廃棄費用が発生しますが、地域によっては、リサイクルというかたちで、無料で不用品を回収してくれるところもあります。また、不用品であっても、市場価値があるものであれば、買い取ってくれる場合もあります。訪問型の不用品回収サービスも沢山あるので、一括してリサイクル業者やセカンドショップに引き取ってもらう方法もおすすめです。

しつけ

特に昭和を長く生きた方ほど、親から「モノは大切にしなさい」「モノを捨ててはいけない」としつけられている傾向にあります。小さい頃から言い聞かせられてきたことですから、簡単に捨てられない質になっているのであれば、それは親の教育の賜物です。とてもすばらしいことです。

どうしてもモノを捨てられないのであれば、無理に手放す必要はありません。代わりに「自分がよく使うもの」を「使いやすくする」ことに注力してみましょう。捨てられないけど使わないというものは、すべて箱にしまって目の届く場所かつ邪魔にならない場所に置いてください。そして、自分がよく使うものだけが身の回りにある状態を保つようにしましょう。

必ずしもなんでもかんでも捨てる必要はありません。特に、親の教えに対抗することは、想像以上に精神にダメージを与えます。ですので、「捨ててはいけない」というしつけを受けた方であれば、「いつか、もういいやと思える日がきたら捨てればいいや〜」ぐらいの軽い気持ちでいいのです。

まとめ

モノを捨てられない原因には8つありました。

  1. 小さい
  2. 高かった
  3. 壊れていない
  4. 使い切っていない
  5. 人からもらった
  6. 捨てたらバチがあたりそう
  7. 捨て方がわからない
  8. しつけ

ポイントは、「要らない」のであれば思い切って捨てることです。捨てて心が痛んだのであれば、次からは簡単に買ってしまわない、モノを厳選して買うことのできる自分になれます。また、どうしても手放すことができないのであれば、無理に捨てず、邪魔にならない場所にひとまとめにして、「捨ててもいいや」と思える日がくるのをゆっくりと待ちましょう。

究極いえば、「捨てようかどうしようか」と迷っている時点で、それは自分にとって必要なものではありません。できるだけ「要らないもの」を取り除き、「よく使うもの」を身の回りに残すと、暮らしはぐっとスリムになります。「本当は捨てたいんだけど、捨てられないな」と思ったら、もう一度この記事を読み返して、次の一歩を踏み出すきっかけにしましょう。

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