モノを増やすことをやめよう!3つのポイント

モノを増やさない3つのポイント 整理収納の知恵

前回の記事「モノを捨てられない8つの原因」では、モノを捨てられない原因と対処法をお伝えしました。お読みくださった方ならわかるかと思いますが、捨てることには痛みを伴います。「捨てる」という行為はとても負担の大きいことですから、はじめから不要なモノを増やさないようにできればいいですよね。今回の記事では、モノを増やすことをやめるための3つのポイントをお伝えしていきます。

モノが増える仕組み

モノが増える仕組みは、とても単純です。手に入れたモノの数より、手放すモノの数の方が少ないと、徐々にモノの数は増えていきます。

モノが増える仕組み

手に入れる方法は、「買う」「もらう」の2つです。

何かを買ったりもらったりするときには、「あ!今モノが増えた!」という意識を持つことがとても大事。何か一つモノを手に入れるときには、代わりに手放すものを一つ決められるようになると、モノは増えなくなります。では、そもそも「買う」「もらう」を制御するためにどのようなことに気をつければいいのでしょうか。3つのポイントを見てみましょう。

新たにモノを手に入れないようにする3つのポイント

モノを手にしたら、いつかは手放さなくてはならない。だったら不必要なものは最初から手に入れないようにすればいい。

「お得感」を買わない

スーパーの特売やAmazonセール、楽天お買い物マラソン等・・・ついつい安くなっているときに色々と買いたくなってしまうことはありませんか?

まさに「今必要だ!」と思っていたものを安価で手に入れるだけであれば問題ありませんが、元々買う予定ではなかったものまで買ってしまっているのであれば、要注意です。

なぜなら、セール品や福袋等を買う行為は、モノそのものを必要として買っているのではなく、「お得感」を味わいたくて買っていることがほとんどだからです。真の目的が「お得感を味わうこと」にあるので、手に入れた時点で目的は果たされており、買った後のモノには興味がわかなくなる・・・なんてことも往々にしてあります。

このようにして手に入れたものほど、「モノを捨てられない8つの原因」でお伝えした「壊れていない」「使い切っていない」モノ=捨てられないモノに転じやすいのです。

また、同じように注意が必要なのがノベルティです。ノベルティとは、商品についているおまけや「1,000円以上購入したらエコバッグプレゼント!」等の企画で配布されるおまけのことを言います。

つい、「1,000円以上購入」を達成するために、特別必要ではないものまで買い足してしまいますが、本当にそのエコバッグはあなたにとって必要なモノだったのでしょうか?

仮に、エコバッグを1つ手に入れるために、買い足した商品が3つあるのであれば、計4個のものが増えることになりますから、今持っているものの中から何かを計4個手放さないとモノは増えてしまいます。手持ちのものから4つも減らしてまで、手に入れる必要のあるノベルティでしょうか?

すでにお気に入りのエコバッグを持っているのであれば、いくつもは必要ないはずです。仮に1,000円以上購入してエコバッグをもらえる権利が得られたとしても、自問自答して「私は今お得感を味わおうとしているだけかもしれない」と気づいたら、はっきりと「いらないです!」と断るようにしましょう。

「流行」に乗らない

「流行」自体は決して悪いことではありませんが、その特性を理解しておく必要があります。

「流行」とは、言い換えると「一時的に急に世間にひろがりふえること」です。つまり、はやりものは、一時的=サイクルが短いのです。サイクルが短いということは、廃れるのも早いということ。手に入れても、すぐに「流行遅れ」になる可能性が高いのです。

ですから、「流行」のモノを手に入れるときには、次の基準で判断をしてみましょう。「3ヶ月後に流行が変わったときも、自分はそれを使い続けることができるか?または、すぐにそれを手放すことができるか?」どちらにもあてはまらないのであれば、手に入れることを見送りましょう。大丈夫です、数ヶ月もすればまた新しい「流行」に変わっていますから。

「見栄」をはらない

特に日本人は、他の人と同じことをしたり、同じモノを持つことで安心感を得やすいと言われています。また、学生のうちからブランド物を多く所有しているのも、日本人に多く見られる特徴のようです。

「質が良いから」「機能性が高いから」等の理由で、それを使うことが目的で手に入れたモノであれば問題ありません。しかし、「持っていること」自体が真の目的になってしまっているようであれば、一度考方を改めましょう。

「ブランド品で外見を固めていたら、お金目当ての人が寄ってくるようになった」というのはよく聞く話です。つまり、「持っていること」が目的でいると、同様に「持っていること」こそを重要視する人たちが周りに集まってきます。あなたが付き合いたいのは、本当にそのような人たちでしょうか?

ありきたりな表現ですが、やはり大事なのは中身ですよね。「何を持つか」ではなく「自分自身がどうあるか」に意識を置くと、モノに頼らなくても自身の魅力を磨いていくことができるようになります。

ここまで読んで、「所有することで自分を高めようとするのは虚しい行為だ!」と思えたならば、もう大丈夫ですよ。

何かを手に入れるときには3つのポイントを思い出そう

最後にまとめです。

モノが増える仕組みは、手放すモノの数より、手に入れるモノの数が多いことにあります。そして、手に入れるモノの数を制御するためのポイントは、次の3つです。

  1. 「お得感」を買わない
  2. 「流行」に乗らない
  3. 「見栄」をはらない

何かモノを買ったりもらったりする場面では、このいずれかに当てはまっていないかを考えてみましょう。もし、ひとつでも当てはまるものがあるならば、買うのをやめたり、はっきり「いりません」と伝えましょう。

手に入れるモノの数を制御すると、スリムな暮らしをキープすることができます。また、結果的に無駄遣いも防げるので、いいことずくめですよね。ぜひ、暮らしの知恵としてお役立てください。

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